69:をす

当ホテルの回転扉には「をす」の表記があります。

このほか、館内にも同じような表記がいくつかあります。
なぜ、「を」なのでしょうか?
この回転扉は大変古いものですので、「現代かなづかい」が公布(1946年・昭和21年)される前の「歴史的仮名遣い」の名残ということかもしれません。
「現代かなづかい」が内閣から告示・訓令された当時の内閣総理大臣は吉田茂だそうです。
吉田茂は1958年(昭和33年)4月に当ホテルにも宿泊しました。
もしかすると、この回転扉の表示を見て、何か思うこともあったかもしれません。

ちなみに、栃木をはじめとする北関東では「重い“を”」と表現することがあります。
(長野県でも同じだそうです)
皆様の地域ではいかがでしょうか?

【関連項目】
10:回転扉
回転扉