135:三猿の彫刻

見ざる、言わざる、聞かざる。

日光東照宮の五千以上にも及ぶ彫刻の中でも一、二を争う知名度を誇る「三猿」。
実は、当ホテルにもその三猿の彫刻がございます。
この企画でご紹介している他の彫刻も同例がございます通り、外国からのゲストに「和」「日光らしさ」を楽しんでいただくための土産品として作られたものだったようで、それが現在では展示品として残っているものと思われます。

ところで、有名な三猿の彫刻は、物語のうちの一枚であることをご存知でしょうか?
8枚の彫刻で猿の一生を表しており、それぞれに人の人生訓が散りばめられています。
三猿はそのうちの2枚目にあたり、
「子供のうちは悪いことを見させない、言わせない、聞かせない」
という教育論を説くものだと言われています。
あまりにもキャッチーなポーズもあって、この一枚が突出して有名になっておりますが、実は物語を通して深いメッセージを持っています。
日光東照宮にはこのように、彫刻に込められたメッセージや願いがたくさん詰め込まれています。
日光詣の際は、ぜひそのあたりにも触れてみてください。

また、当ホテルの2階メインダイニングをご利用の際は、皆様のお寛ぎの時間を見守るこの三匹の彫刻にもご注目ください。


【関連項目】
117:十二支の彫刻
十二支の彫刻

101:眠り猫(2匹目)
眠り猫(2匹目)

96:日光彫のテーブル
日光彫のテーブル

90:葵の紋入りの擬宝珠ランプ
葵の紋入りの擬宝珠ランプ

85:別館入り口の彫刻
別館入り口の彫刻

60:想像の象
想像の象

36:日光彫の衝立
日光彫の衝立

21:眠り猫(1匹目)
眠り猫(1匹目)