129:ロンドンタクシー
奥日光の中禅寺湖畔に英国大使館別荘記念公園が開園したことが契機となり、2016年(平成28年)に導入しました。
TX4というモデルで、日本には数台しか存在しないとも言われております。
フォーマルな中にも丸っこく愛らしい雰囲気。親しみやすさと愛嬌も感じます。
当ホテルのものは、6人乗りを4人乗りに改造してあり、エンジンも積み替え、笹竜胆もあしらっています。
まさに“金谷仕様”の特別な一台。
本場イギリスのロンドンタクシーは、フォーマルブラックの馬車に端を発していることから、「ブラックキャブ」の愛称となったそうです。
天井が高いことが特徴とされますが、これは英国紳士が山高帽(やまたかぼう)を着用したまま乗車できるように設計されたもの。そして、「揺り籠から墓場まで」の福祉国家イギリスらしく、現行モデルは車椅子等での乗り降りも想定して設計されています。当ホテルでは、主にブライダルの際に登場しますが、花嫁衣装のままでの乗り降りもしやすいものとなっています。
エリザベス女王やポール・マッカートニーなど錚々たる有名人も乗車したかもしれないイギリスの「伝統」のデザインと、明治創業の日本のクラシックホテルの織りなす風景をお楽しみいただけます。
通常は別館の入り口前に停まっておりますので、ご来館の際にご覧ください。
ところでこのロンドンタクシーのナンバーは当ホテルに関わる重要な数字をあてていますが、何かお分かりになりますか?
ヒントはこの「150周年」の記念企画にあります。
正解は、フロントにてお尋ねください。
【関連項目】
56:T型フォード
T型フォード