106:階段の手すり

本館の2階から3階にかけての階段の手すりです。
この階段のある部分は、本館でも最も古い箇所に当たります。


絨毯の赤と、手すりや壁の白。
ところどころに優雅な曲線も混じり、擬宝珠のアクセントも効いています。
よく見ると、踊り場から3階にかけて少し高くなっている部分があります。
これは、オリジナル部分に後から嵩上げして手すり全体を高くした部分です。
150年の歴史を経て、現在でも客室へ向かう導線には、このような設えが残っております。
時代ごとの工夫を、一段一段重ねながら。

【関連項目】
90:葵の紋入りの擬宝珠ランプ
葵の紋入りの擬宝珠ランプ

25:天窓
天窓